孤独力をつけて「喜び体験」・「充実体験」を!(その①)
先日、高校生のA子さんと、次のような会話をしました。
A子「友だちがいないので、学校に居るのが苦しいんです。」
私「そうなんだー。ひとりぽっちのような、さびしい気分になっているんだね。」
A子「はい、楽しくないんです。」
私「どんな時に、ひとりぽっちだと思ってしまうの?」
A子「トイレに行く時だとか・・・・・。」
私「えっ、みんな誰かと一緒にトイレに行っているの?クサイ仲だね(笑)。」
A子「たいていの人は、そうなんです。また、教室の移動も誰かと一緒です。」
私はこの会話のあと「孤独力」をつけることの大切さを話し、A子さんには「孤独力」があるので、大きく成長していけることを伝えました。
「孤独力」について、齋藤孝先生(明治大学教授)は、著書『孤独のチカラ』(新潮文庫)の中で、「人は成長するために、孤独力をつけなくてはならない」とおっしゃっています。
また諸富祥彦先生(明治大学教授)も、著書『孤独であるためのレッスン』で、「ひとりになる勇気」・「孤独への勇気」こそ、あなたの人生を変えるための、どうしても必要な第一歩」と述べられています。さらに「人間関係に気を使ってエネルギーを消耗してしまうくらいなら、『ひとりになってもかまわない』・『自分を見失うよりは、ずっといい』と思える、覚悟と勇気が大切です」とも。
(明日に続く)
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